いやなやつ、いるよね。なんでもできる、きれいなあのこ。きらいなあいつ。いじめっこ。これをかぶると、ひとを のろうことができる。なんでもできる、このおめん。すごいぞ、すごいぞ。夢枕獏と川奈美が、だれにもひそむ心の闇を描き出す。
A4変型判 32頁
978-4-265-07963-6
定価1,650円(本体1,500円+税)
2021/05/31
1951年、神奈川県生まれ。『キマイラ』『陰陽師』など数多くの人気シリーズを手がけ、これまでの業績に対して、紫綬褒章を受章、菊地寛賞、日本ミステリー文学大賞を受賞。主な作品に『上弦の月を喰べる獅子』(日本SF大賞)、『神々の山嶺』(柴田錬三郎賞)、『大江戸釣客伝』(泉鏡花文学賞、舟橋聖一文学賞、吉川英治文学賞)、『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』、『大江戸恐龍伝』などがあり、絵本に『ちいさなおおきなき』(小学館児童出版文化賞)、『おんみょうじ 鬼のおっぺけぽー』、『こんとん』がある。
絵本に『ちいさなおおきなき』山村浩二・絵(小学館児童出版文化賞)、『おんみょうじ 鬼のおっぺけぽー』大島妙子・絵、『こんとん』松本大洋・絵、『ぐん太』飯野和好・絵がある。
※「ぐん太」小学館 小説家・夢枕獏の幻想的で奥深い神話世界と、画家・飯野和好の力強く胸に迫るアニミズム世界が融合する創作絵本。
1978年、東京都生まれ。2012年から個展、グループ展にて作品を発表。装画に『湖畔の愛』(町田康・著、新潮社)。『ななくさ つんで ─ななくさがゆを つくろう─』(かわしまようこ・文、福音館書店)で絵本デビュー。
1958年、神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。『幻想文学』と『幽』の編集長を歴任。著書『遠野物語と怪談の時代』で、第64回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)を受賞。編纂書に『文豪怪談傑作選』『おばけずき 鏡花怪異小品集』、監修書に「怪談えほん」「妖怪えほん」シリーズや『絵本 化鳥』などがある。