なんでも魔女商会 | なんでも魔女商会の世界/岩崎書店

なんでも魔女商会
ストーリー
おさいほう魔女がお洋服のリフォームでお悩み解決!

なんでも魔女商会は、
人間以外の生き物ならみんな知っている、
信用ある魔法の老舗。
そんな商会の中でも、
お洋服のお直しを専門にしている評判の支店が
お洋服リフォーム支店です。

お店とはいっても、いつでもだれでもが、
このお店をたずねられるわけではありません。
本当にご用のある人だけが、ご用があるとにきだけ
行きつくことができるお店なのです。
お客さまも、たいていは、
森の動物たちや、妖精たちでした。

ところがある日、
普通の人間の女の子ナナが、
用もないのにリフォーム支店にやってきます。

そこでナナが出会ったのは、
少女のような外見をした鼻もちならない【おさいほう魔女】のシルクと、
イギリス貴族の執事のように礼儀正しい【めしつかいねこ】のコットンでした。

お客さまから寄せられる、さまざまなお洋服のお直しの注文に、
知恵と工夫をこらして応えていくシルク。

それはお洋服のお直しにとどまらず、
お客さまの長年の心配ごとやコンプレックスの解消にも
一役買っているのでした。

さあ、今日はどんなリフォームのご依頼がくるのでしょうか?

主な登場人物
シルク

なんでも魔女商会リフォーム支店の主人。
お洋服のお直しにかけては、腕のよい「おさいほう魔女」。
ちょっと無愛想だけど、本当は…。

ナナ

人間の女の子。
転校してきたばかりの頃、森の中でぐうぜん
リフォーム支店を見つけ、シルクとコットンに出会った。

コットン

シルクのめしつかいねこ。
美味しいお茶をいれることからお掃除まで、魔女の身の回りの世話を行う。
魔女のねこといえば、黒猫が定番だけど、
コットンは体に黒くない部分があることをひそかに悩んでいて…。